リンクする♪
リンクすること
繋がること
ものごとの根幹は同じだということ
大地に根を張り、その根はより広く…
もしくは、より深く…
そして、大樹を成している
頂きを目指す
山を目指すなら、どこから登ってもいいだろう
何合目かまでたどり着いたとき知り合いに会うかもしれない
鰆の西京漬け
加賀の地酒の酒粕
自宅の味噌と地元のサワラ
たったこれだけで、最強の逸品へと変わる
塩焼きでも美味しい鰆
それを、発酵食品で熟成を進める
僕は、お酒が好きだから
酒粕を利用した料理は良い酒のアテとなる
酒粕は、そもそも米だから、ご飯のお供にもなる
食材は繋がるものだ
ニシンの糠漬け
これもまた、米を使った食材だ
北の海の魚は、京や福井、北前船のころの時代の影響をいまだに残す
ニシンと言えば、かずのこだ
かずのこといえば、『かどのこ』
かどという魚になる
ニシンは、鰊御殿と呼ばれるくらい繁栄をもたらした魚だ
ニシンに昔ほどの価値は無く、いまでは、かずのこくらいしか食べないだろう
その昔も、生のニシンより、干したニシン
みがきニシンの方が高価だった
昆布と巻いたものは僕も大好きだ
ニシンと言うモノは、まだ肥料が無かった時代
高窒素肥料として使われていた
魚油を採ったあとの副産物だ
江戸時代…
まあ、それよりも以前から、食品は捨てる所がなかった
いまは、平気でモノを捨てる
もしくは、都合の良いモノばかり、取り出そうとする
それでは、道理があわない
きちんと繋がらなくてはいけないからだ
うちの嫁は、稚内なんだけど…
まあ、ニシンにしても必ず縁があるんだと思う
母がこどもの頃は…
茶業の肥料にニシンが入っていた
当時は、かずのこも入っていたらしい
拾って洗って、食べたとも聞いている
糖尿病をはじめとする体調を崩した人たちが糖質制限という食事を提案している
まあ、好きにしてくれとは思っている
でも、生産者に対する屈辱的な扱いは許したくはない
穀物をはじめとする農業
本来、農業とは、飢餓を乗り越えるために考えたものだ
先住民族で、居住を移しながら暮らしていく人達には関係がないことだ
炭水化物まあ、お米でもいいや
消化が悪いというヒトがいる
いつまでも胃の中に残っている
いまは、内視鏡画像がネットに落ちている時代だ
情報をどうつまみ食いしても構わない
しかし、もっともっと単純に考えてみたら良いだろう
米だぞ!
焚かずに喰うバカはいない
タンパク質を考えてみてもいい
木の実と肉では消化が違う
水分量も違うし、酸に対する考え方はできないのか?
保存食であるものが、すぐに酸化したら、意味がない
それは、体内に摂りこむときに時間が掛かっても当たり前だ
歴史は、すべてを繋げてくれている
糠にしんも鰆の西京漬けも…
保存食は、親から子へ、子から孫へ
教えて、伝えて、現代にいたる。
いまは、この本物の文化を伝える人が少ない。
また、その食材の売価をみると、いつも悲しくなる
10年ほど前に、紹介された方がいる
やっと、出会えた。
いまは、ともに、別の仕事をしている。
…が、やはり繋がっている。
気の合う仲間と言うけれど…
頂きを目指したら、何合目かで会うだろう。
合というものは、1/10だから、まあ、山頂までには会えるだろう。
1合の米とは面白いものだ
『人』が『一口』と描くものだ。
米1合でヒトは生きる事ができるであろう。
僕にとっては、米は飲み物なんだけど…
人の繋がりは複雑だ。
お互い助け合えば良いと思う。
でも、僕は、孤高の存在が好きだ。
愛車は、軽トラ2シーター。
もう1台は、ロータリーだ…
沢山は乗れないし、好きな走りを楽しむだけ。
助けてくれ!には、手を差し伸べる。
自分のできる全力で仲間を助けるだろう。
助けてくれとは絶対に言わない。
絶対絶命の時に…
いのちと引き換えに意志を継ぐものに夢を託すくらいだろー
死を恐れないこと
死を見つめて、生を探る
いのちの大切さを知ること
ぼくらは沢山のいのちをいただき、今日を生きているのだから
(こんぶ としお)
関連記事