●もずくについて
『もずく』について少し書こうと思います
沖縄の『もずく』が一番有名ですが
日本全国に『岩もずく』などいろんな『もずく』はあります
『もずく』に関しては良い悪いは食べれば解ります
本物を知る人はそのプリプリ感を知っている
知らない人は『もずく』ではなくタレを好んで食べている
この差なのです
大手ではほとんどがタレに浸かった『もずく』を販売します
その理由はクレーム対応の歴史なのです
『もずく』には砂や貝殻やエビなどの甲殻類
さまざまな異物が絡まってしまうものなのです
そして海藻ですからクチに残るような硬い茎もあります
それらを根気よく外していくものなのです
美味しい『もずく』は業者の方の手間暇があって話なのです
このあたりが非常に難しいことなのですが…
洗えばヌメリが取れてしまいます
薫りも飛びブヨブヨになってしまいます
だからタレに漬けこむのです
これが一般流通の『もずく』になります
メカブも同じでメカブの場合国産はほとんど出回りません
旬の時期に出回りますから自分で調理する方が多いでしょう
こだわりの食品で海藻は見直されてきていますね
先日のイオンの岩もずく(絹もずく)もそうでしたが…
まあイオンはタレ浸けでしたから理解に苦しみますが。。。
良品だからと言ってむちゃくちゃ高いわけではありません
毎日食べるようなものを高額で販売しても続くものではありません
これは何にでも言えます
シラスというものはどこのスーパーでも扱っていますね
スーパーの販売価格と産地の価格差はあまりないものなのです
しかし納入原価は劇的に違うモノなのです
解りやすく言えば品質に差があるということなのです
それの違いは食べれば誰でも解るでしょう
日々食べるモノこそ違いは解るものなのです
ぼくが鰹節を削り器から販売したことも
昆布をいろんな形で紹介することも一緒なのです
どこにでもあるものが劇的に違うこと
これを知ってもらうことにより食に興味がわく
これで良いと思うのです
FBでどんなに素晴らしい情報を知ったとて
何を選んだら良いか解らない人が大半でしょう
美味しいモノを知ること
ここから始めれば僕は良いと思います
『もずく』の売場を見てみてください
タレに浸かった『もずく』がほとんどだと僕は思います
スーパーの売り場を変えることができるのは消費者だけなのです
スーパーに限った話ではなく良品が手元に来ないということは
それには理由があるということなのです
いまでも昔ながらの製法で出荷している業者さんは沢山あります
またそのような売場をつくるお店もいっぱいあります
お店を育てるのは消費者だということを知って頂ければと思います