後継者の話♪

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後継者の話♪

茶園が荒れている
農家の高齢化と後継者の問題
今年の茶価は安い

産直所やお土産売場など
地元の人から観光客まで…
様々な売場を見てきた

そこの小さな市場でも価格破壊が起きている
100g500円の新茶
100g300円の新茶もある

その内容を見ると驚いてしまう
お茶屋が出す100g500円のお茶
農家が出す100g300円のお茶

どちらもその価格で販売するには理由がある
その内容を見ると本当に驚いてしまう
本当に消費者の事を考えているのか?
それであなたのお茶を飲み続けてくれる常連客になるのか?
先を考えての販売なのか?

お茶を葉っぱで飲む人が減っている
その減ってしまった所を奪い合うのではない
奪い合うだけならば競争だから許されるが…
新茶ってこんなもんなんだ…
美味しくないじゃん!
そー言われかねないものを見かける

お茶を飲まなかった人にお茶を薦める
そのような新しいことをなぜやらないのか?
比較的大きなお茶屋ですら安易に安売りで汚金を回収しようとする

かつお節の話も全く同じ
かつお節もなまり節もカツオ漁も…
後継者がいない

醤油味噌お酒も同じだ
原材料が上がり経費が上がり人件費は削れない
普通に考えたら継がない方が賢い

それら本物をどのように支えていくのか?
それをまず考えた場合一番いい方法はなんなのか?
美味しさを伝える事が最短であり最良の選択だと僕は思う

農業をする人がいない
だったら家庭菜園でも始めてみるといい
それが一番美味しいし楽しいからだ

農家を訪れるのもいい
しかし農家に訪れるという事は逆を少し考えてみよう
あなたの家に突然誰かが来たら驚きませんか?

こどもの家庭訪問ですら身構えるような人が…
ワクワクして遠足気分で農家に行き
根掘り葉掘り質問攻めにする

それに答えれる観光農園
またはセミナーを引き受ける農家なら良いのですが…

ぼくは教えてチャンは嫌いです
流通業に携わっていると解りますが…
お客様の声とクレーム…

誉めた言葉は一瞬で疲れをぶっ飛ばしてくれます
しかし多くの場合はクレームで生産者は潰されていくのです
小売店も全く同じなのです

99人のお客様が愛する商品も…
たった1人のクレームで取り扱いがなくなります
その先にあるモノが事業継続をやめるという選択なのです

後継者を育てる事
それが販売する側の責任でもあります

このお茶のお浸し
これは一番茶の茶殻です
本枯れのかつお節とこんぶ醤油です

このような煎茶をつくることのできる人
いまの日本に何人いるのでしょうか?


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